江端: WAFCAには26年の歴史があります。これまで積み重ねてきたものを大切にしながらも、新しい時代に向けて変化していくことも必要だと思います。西村さんが「ここは変えていきたい」と思うことと、「ここだけは守りたい」と思うことを聞かせてください。
西村: 「NPOだから」「小規模の組織だから」をついつい言い訳に使ってしまうときがあるので、そこは自分自身から変えていきたいと思っています。
ここだけは守りたいというのは、「様々な会員・寄付者と共に」「一人ひとりに寄り添った支援」を継続していくという部分です。ここがWAFCAの根幹だと思っています。
江端: WAFCAでは2030年に向けたビジョンを掲げています。最後に、西村さん自身が2030年に見たい景色、そして実現したい未来について教えてください。
西村: 2030年のビジョンを作成した頃にはコロナのパンデミックや戦争が起こることなんて想像もしていなかった。
社会情勢不安も進み、分断と煽りの時代とも言われる今、WAFCAの未来だけでなく国際協力・支援関係そのもののあり方が問われています。
そんな中、私たちを励ましてくれるのは、まさにWAFCAがサポートしてきた子どもたちの成長や家族の変化、そしてそこにまるごと関わる現地のスタッフと思い出を語ることです。
前理事長であり、私の恩師である榎田勝利先生が語っていた
「多様なバックグラウンドを持つ人たちと思い出や未来を語り、その中で共通するものや新しい価値を見つけていく。
そんな日常の中での異文化交流が、一人ひとりにとって、社会にとって、世界にとっての平和の第一歩につながる」
を体現するような2030年にしたいと思っています。