About

WAFCAとは

私たちが取り組む社会課題やビジョン、ミッション、2030年に向けた行動指針をご紹介。

One page to Understand

1ページでわかる
WAFCA

WAFCAのことを初めて知った方は
こちらのページからご覧ください。

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月500円から、アジアの障がい児に
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特定非営利活動法人アジア車いす交流センター

Dream’s Story

移動の自由で未来をひらいたドリームさんのストーリー

WAFCAはアジア(タイ・インドネシア・中国)の障がい児に車いすを提供し、進学や就職を叶えることで彼らの未来の選択肢をひろげています。WAFCAとつながったことで、家で孤独だったドリームさんが夢を実現するまでのエピソードを紹介します。

11歳のとき、
高熱を発症

突然歩けなく
なりました

タイの東北地方、農村部出身のドリームさんは、健康な赤ちゃんとして生まれました。11歳のとき、1週間ほど高熱が続きました。ようやく熱が下がったものの、立ち上がろうとすると体がうまく動かないことに気がつきました。その後、筋力が徐々に低下し、最終的には自力で体を支えられなくなってしまいまい、寝たきりになってしまいました。

世界では、障がいがある人の8割が途上国で暮らしているといわれています

開発途上国と言われる地域では、病院が足りていない、
交通機関がないなどすぐに病院にアクセスすることができません。
病院にアクセスできたとしても、衛生環境が悪く、病気が悪化したり、合併症を起こすリスクが高いという現状があります。

支給される車いすは大人用
私には使えません

自力で歩くことができなくなってしまったドリームさん。家族は経済的に余裕がなく、車いすは買えません。行政から支給される車いすは大人用だけで、11歳のドリームさんでは使えません。外で友達と遊ぶのが大好きだったドリームさんは、走ることも、自由に外に出ることすらできなくなってしまいました。

アジアの途上国では、障がい児をサポートする制度が整っていません

WAFCAの活動国であるタイ、インドネシアを含むアジアの途上国では、社会的制度が整っておらず、子どもは自分の体にあった車いすを国の制度を使って手にいれることができません。

車いすの支給に関する各国の制度の違い

日本

体に合った車いすを
1割の負担のみで購入できる

タイ・インドネシア

支援が全くない
または大人用の車いすが支給され
子どもでは使えない

学校も行けなくなって
1日中天井
見つめるだけ…

自由に外出ができなくなってしまったドリームさんは、もちろん学校に通学することもできません。泣く泣く学校を諦め、家に閉じこもる日々が続き、だんだんと心も元気をなくしていきました。

自宅で寝たきりで生活する子ども
ドリームさんも同じように、自分の意思で動くことができず一人天井やテレビや見て1日を過ごしていました

途上国に住む障がいがある子どもの3人に1人しかなんらかの教育を受けられていません

WAFCAが支援するタイ・インドネシアでは、障がいのある子どもたちの教育機会が大きな課題となっており、わずか30%しか学校に通うことができていません。一方で、日本では子どもの99.9%が中学校を卒業しており、その差は明白です。この違いは経済的な格差だけでなく、教育インフラや社会の支援体制の違いも反映しています。

WAFCAと出会って、
少しずつ前に進めるように

勉強をいつ再開できるか先が見えなかった時、ドリームさんは学校からの紹介でWAFCAとつながりました。体にあった車いすを受け取ることができ、数ヶ月ぶりの外出が叶いました。
家に引き篭もる生活が続き、すっかり気力をなくしてしまっていたドリームさんでしたが、車いすを受け取ってから、自分でできることが増えていったことで、少しずつ自信を取り戻していくことができました。そして、その後無事に復学を果たしました。

今度は私が
誰かの役に立ちたい

復学後、熱心に勉強したドリームさんは優秀な成績で進学し、WAFCAの奨学金を受けて大学に進学に挑戦しました。
見事大学に進学したドリームさんは、卒業後「人の役に立てることがしたい」そんな想いを叶えるため、県庁の市民協働課での就職を決めました。

ドリームさんからの
メッセージ

これからは、自分自身や家族をサポートし、独り立ちして生活できるようになりたいです。そして、家や車を手に入れることも夢です。また、WAFCATと協力して、困難に直面している他の子供たちを支えるプロジェクトを立ち上げたいと考えています。彼らに希望と力を与え、再び戦う勇気を取り戻してもらいたいです。そして、その支援の対象が障害を抱えた子供たちだけでなく、一般の奨学生たちにも広げていきたいと思います。

私が経験したことを元に、自分のストーリーを共有し、他の人たちに希望と勇気を与えることができればと考えています。私の経験が誰かの励ましや支えになれば、それが私の最大の喜びです。将来は、WAFCATや他の支援団体と協力して、社会にポジティブな影響を与えることに貢献できるよう努力していきます。

ドリームさんのように、アジアには移動の自由がないことによって
将来の選択肢が閉ざされてしまう子どもたちがいます。
WAFCAは、そんな子どもたちにその子にあった車いすを提供することで、
外出の楽しさ、勉強できる喜び、働くことの生きがいを届けています。

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アジアの障がい児に
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