2025.01.29
障がい児支援レポート
WAFCATの奨学生テンさんインタビュー
WAFCAが支援する障がい児たちの夢や学びを、これから数ヶ月にわたってご紹介します。
今回お話を伺ったのは、WAFCAT(タイ)奨学生カノックワン・スントラーノンさん(23歳)、ニックネームはテン。2024年現在、ノース・バンコク大学の2年生です。
大学での学びはテンさんにとってどんな挑戦だったのか? そして、ここに至るまでの道のりとは?
彼女のストーリーを一緒に辿ってみましょう!
テン:こんにちは。私はカノックワン・スントラーノンと申します。ニックネームはテンです。
現在23歳で、ノース・バンコク大学の2年生です。
学部は情報技術とデジタルイノベーション学部です。よろしくお願いします!
A:小学校2年生のときです。当時は私の故郷であるチャンタブリー県に住んでいました。
テン:大学での学びは、専門学校とは大きく異なり、すべてを自分で管理しなければならない点が大変ですね。例えば、自分で住む場所を探したり、通学ルートを調べたり、日々の生活を整えたり、学びながら活動を計画したりといったことです。
ただ、友人関係には恵まれており、とても助けられています。どこかに行くときも友達が一緒に誘ってくれて、孤独を感じることはありません。例えば、ボランティア活動をする際には、「テンが無理なく行ける場所はどこか」と友人がいつも気にかけてくれ、サポートしてくれました。
また、大学の教授の推薦で、企業主催の研修に参加することができました。大学で学んできたチャットボット技術に関する実践的な経験を積むことができました。
さらに、Huaweiのクラウドコンピューティング競技にも挑戦し、大学の送迎サポートを受けながら大会に参加しました。
テン:主な目標は学士号を取得し、安定した仕事に就くことです。私はUX/UIやフロントエンド開発に関わる仕事をしたいと考えています。そして、仕事が安定したら、大学院に進学することも考えています。
テン:これまでずっと支えてくださった寄付者の皆さんとWAFCAに心から感謝しています。小学生の頃から支援していただき、今も卒業して就職するまでサポートしていただいているおかげです。ICE-CREAMキャンプ(障がい児合宿研修)など学校以外の活動に参加できたり、進学できる学校を紹介してもらえたりすることができました。私を狭い路地から広い道へと導いてくれた、そんな風に感じています。今、私はその大きな道の上に立っていいます。
本当に心から感謝しています。
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テンさんのインタビューでした。困難を乗り越えながら夢に向かって邁進するテンさんの姿に、いつも驚かされます。WAFCAは、これからも障がい児たちの学びと成長を皆様にお届けします。お楽しみに!
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